根回しとは?時期・方法・移植との違いを磐田市の造園業者がわかりやすく解説
こんにちは!株式会社伊東造園です。静岡県磐田市を拠点に、浜松市中央区・南区など静岡県内全域で造園工事・庭木剪定・植栽管理を行っています。
「根回しって何のためにするの?」「移植と根回しはどう違う?」というご質問をお客様からよくいただきます。本記事では、根回しの意味・適切な時期・手順・移植との関係を、現場経験をもとにわかりやすくご説明します。庭木の移動や植え替えを検討されている方は、ぜひ最後までご覧ください。
なお、造園工事や植栽管理のご相談はお問い合わせページからいつでも受け付けております。
この記事の執筆者
造園工事・庭木剪定・植栽管理・外構工事を静岡県内全域で承っております。造園技能士有資格者が在籍し、根回し・移植を含む幅広い植栽管理に対応しています。
根回しとは?基本的な意味と目的

根回しとは、庭木を移植する前に根を事前に切り込み、切断面から新しい細根(吸収根)を発生させる作業です。
太い根だけが残った状態で移植すると、木が水分・栄養を吸収する細根がほとんどなく、移植後に枯れるリスクが高まります。根回しをすることで移植前に細根を増やし、新しい場所でもスムーズに根付けるよう準備するのが目的です。
根回しをしないとどうなる?
根回しをせずに大きな庭木を移植すると、以下のようなトラブルが起きやすくなります。
※株式会社伊東造園 現場経験に基づく
根回しに適した時期はいつ?
根回しの時期は、一般的に春先(3月〜4月)が最も適しているとされています。気温が上がり始め、木が活動を再開するタイミングに合わせて根を切ることで、切断面から新しい細根が出やすくなります。
※気候条件により異なります。静岡県の温暖な気候を考慮した目安です。
静岡県磐田市・浜松市エリアは温暖な気候のため、他の地域と比べて春の作業開始が早められることもあります。樹種や木の状態によって最適な時期は変わりますので、不安な場合は専門業者にご相談ください。
根回しが必要な庭木の条件
すべての庭木に根回しが必要なわけではありません。以下の条件に当てはまる場合に必要です。
※株式会社伊東造園 現場経験に基づく目安
小さな庭木や植え付けて間もない木は根が浅く細いため、根回しなしで移植できるケースもあります。判断に迷う場合は現地確認をおすすめします。
根回しの手順と方法
根回しは以下の手順で行います。根を傷つけすぎず、かつ細根の発生を促す丁寧な作業が求められます。
①移植1〜2年前から計画する
根回しから細根が十分に発達するまでには、通常1年〜1年半程度かかります。移植の予定が決まったら、早めに根回し作業を開始することが重要です。
②根の切り込み範囲を決める
幹から一定の距離(目安:幹周の3〜5倍)を保ちながら、根鉢の外周をスコップなどで掘り下げます。細根はできるだけ残し、太根のみを切断します。
③切断面の処理
切断面に癒合剤(切り口保護剤)を塗布し、病原菌の侵入を防ぎます。その後、掘り起こした土を戻して根鉢を安定させます。
④管理・水やり
根回し後は定期的な水やりと状態チェックが必要です。葉の萎れや枯れが見られる場合は遮光ネットで直射日光を和らげるなど、ケアを続けます。
移植とは?根回しとの関係
移植とは、植えてある木を別の場所へ掘り起こして植え直す作業です。日当たりの改善・庭のレイアウト変更・新築工事への対応など、さまざまな理由で行われます。
根回しは移植の準備工程であり、根回しなしに大きな庭木を移植しようとすると枯れるリスクが大幅に高まります。移植と根回しはセットで計画することが鉄則です。
移植に適した時期
※株式会社伊東造園 現場経験に基づく目安
春に根回しを行った場合、落葉樹はその年の秋〜翌春、常緑樹は翌年の春〜梅雨頃が移植の目安となります。
根回し・移植で失敗しないポイント
現場での経験をもとに、よくある失敗とその対策をまとめました。
※株式会社伊東造園 現場経験に基づく
根回し・移植は計画性が最も重要です。「来年の春に庭を整備したい」という場合、今年の春〜秋には根回しをスタートしておく必要があります。早めのご相談が、庭木を守ることにつながります。
まとめ
根回しとは、移植前に根を切り込んで細根を育てる準備作業です。適切な時期(主に春)に行い、1〜1年半の期間をかけて細根を発達させることで、移植後の枯れリスクを大幅に低減できます。
2m以上・植え付けから5年以上の庭木を移植する際は、根回しをセットで計画することが大切です。「いつ・どのように根回しすればいいか」など、詳細は現地の状況によって異なりますので、業務内容ページもあわせてご確認の上、お気軽にご相談ください。